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 デジタルホールディングス(2020年7月にオプトホールディングから社名変更)傘下のデジタルシフト(東京・千代田)が20年10月1日、新たなワーケーションサービスを開始した。「企業の経営者や従業員を那須の地に呼び込み、互いの交流を促す『ナスコンバレー構想』を推し進めたい」。デジタルシフトの鉢嶺登社長はサービスを開始した狙いをこう語る。

 ワーケーションとは「ワーク(仕事)」と「バケーション(余暇)」を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地でリモートワークしながら休暇も取るスタイルを指す。

 ワーケーションサービスの提供でデジタルシフトが組んだのは、駐車場事業などを手掛ける日本駐車場開発グループ。同社は子会社である日本テーマパーク開発(東京・千代田)を通じて16年5月に遊園地「那須ハイランドパーク」やホテル「TOWAピュアコテージ」、那須高原の総合リゾート別荘地「那須ハイランド」の管理や販売を手掛ける藤和那須リゾート(栃木県那須町)を買収。東京ドーム約170個分の土地面積に、5000区画の別荘地、計500人以上を収容できるコテージなどを保有している。

日曜から木曜まで宿泊し放題

 デジタルシフトは企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する情報や技術、事例を研究する「デジタルシフト総研」を20年8月に開始した。この有料会員向けサービスの一環としてワーケーションサービスを提供する。

 1つのコテージには原則としてツインベッドルームが2部屋あり、最大4人が宿泊可能。料金は1つのコテージを利用できるブロンズプランが月額2万5000円、5つのコテージを利用できるシルバープランが月額10万円、15のコテージを利用できるゴールドプランが月額25万円。いずれもデジタルシフト総研の有料会員費用(月額2万5000円)を含む。つまり、既存の有料会員は費用の上乗せなしでブロンズプランを利用できる。宿泊できるのは日曜日から木曜日まで。金曜日、土曜日や特定の除外日の宿泊は正規料金が発生するものの、それ以外であれば基本的には同料金で宿泊し放題となる。

視察に参加した経営者たちを前にワーケーションサービスを紹介するデジタルシフトの鉢嶺登社長