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 2月18日のRaise LIVEは、クリエイティブ集団であるアソブロック(東京・新宿)の団遊代表を招いて、「個々の『働く』を追求 全員兼業って?」と題したイベントを開催した。

 アソブロックについて、「何をやっているのか分からない会社」と表現する団氏。社員であるメンバーは、自分でやりたい事業を立ち上げ、稼いでいく。そして、アソブロックの仕事だけでなく、全員が「兼業」必須なのだ。さらに、給料も自分で決めるという特徴を持つ。

 「組織にいながら、やりたい仕事で稼いでいければ楽しく幸せそう!」。誰しも、そう思う気持ちはあるのではないだろうか。そうした組織での働き方はどのようなものなのか、働くことを通じて社員たちはどのようなものを得られるのか。団氏に語ってもらった。

アソブロックの団遊代表。関西での雑誌編集者を経て、2003年にアソブロックを創業した(写真:ドリームムービー)

1人1事業を手掛けるアソブロック

 アイドル事業、演劇事業、社会人向け教育研修、幼児向け教育研修、出版事業、編集部支援事業――。これらは全て現在のアソブロックが手掛ける事業だ。

 団氏は「事業内容はたくさんあるが、これらを決まった事業として手掛ける会社ではない。事業化したいメンバーがいるので、こうした事業が今ある」とアソブロックという会社の事業を語る。社員15人ほどの同社で、基本的には1人1事業を手掛ける。

 新卒も採用するという同社。簡単に、事業化できそうな「やりたいこと」が見つけられるものなのだろうか。

 団氏は「いきなりやりたいことを事業化するのは難しい」と語りつつ、「(ほかのメンバーの事業をサポートするなどで)経験を積み、どこかの時点で自分がやりたいことをして生きていけるようになる。アソブロックはその力を身に付けていこうとする会社」と位置付ける。

 言われたことならできると思っている新卒社員は少なくないが、同社では与えられる仕事はない。「自分がどんなことをしたいのか」「どのような価値を創造したいのか」などと、常に問いかけられる社風を持つ。

 例えば「新人研修をしたい」と言っても、「じゃあ具体的に何の研修が自分に必要なのか」と考えることが当然のように求められる。

 「出社してもすることがない」という悩みの時期を乗り越えると、「仕事は自分で獲得していくものなのだという当たり前のことに気付くようになる」と団氏は言う。

 また、「やりたいこと」というと、「ビジョンの観点から考える人が多いが、『人を支えるのが好き』などポジションの観点でも良い。どの角度から見つけられるかに気付くことも大事だ」と指摘する。