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[ライブ配信を見る(2月18日午後7時開始予定)]
個々の「働く」を追求 全員兼業って?

旬の「あの人」と対話ができる。参加者同士でつながれる──。2月、日経ビジネスは記事やイベント、動画を組み合わせた新しいコンテンツ「Raise LIVE」をお届けします。あなたも、このコミュニティ―の一員になりませんか。火曜日は記者の定方美緒が「『幸せ』な働き方は」と題した連載とイベントを担当します。

 本日(2月18日)は働き方の具体的な事例として、アソブロックの団遊代表をトークイベントに招きます。決まった事業内容がなく、「兼業必須」という同社。そんな働き方を通じて、働く意味について考えます。

「『幸せ』な働き方は」トークイベント

2/18 個々の「働く」を追求 全員兼業って?

2/25 社員のWell-being、どう目指す?

[Raise LIVEのトークイベントに申し込む]

 「心理学のなかに幸せとはどういう状態か研究する学問がある。その応用として、働く人が幸せになるような幸福経営学や、製品やサービスをつくるときに使えば使うほど人々が幸せになるという設計論など、経営や経済学、工学への応用も含めて『幸福学』と呼んでいる」

 日本の「幸福学」の第一人者といわれる慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授兼ウェルビーイングリサーチセンター長の前野隆司氏は自らの研究する幸福学について、こう語る。

 今回は前野教授への取材を通して、「幸せ」を構成する要素を論理的に分析してみたい。

(写真:PIXTA)

 もちろん個々人によって幸せの感じ方は違うので、定量的に分析するのは難しいだろう。ただ、幸せをキーワードに考えたいと思ったときに、具体的な構成する要素が見えれば、幸せを追求しやすくなるのではないだろうか。

 前野教授は幸せな状態の特性を明らかにするために、先行研究などを基に87個の質問を作成し、1500人を対象にアンケート調査を実施した。

 この調査について、前野教授は「幸せと感じているか直接的に聞くのでなく、別の観点から尋ねている。すると、例えば『幸せ』と『感謝』が関係することが分かった。つまり、無意識のところでいくつかの因子が幸せに影響していることが明らかになった」と意義を語る。

 調査結果では、幸せは「4つの因子」から成ることが判明したという。4つの因子がバランス良く高い、いわゆる「幸福度が高い」人は全体の2割ほどいたそうだ。