全1290文字
(写真:森田直樹/アフロ)

 新型コロナウイルスに関連した経済対策の柱である一律10万円を配る特別定額給付金について、総務省は8月末までに総世帯の99%以上への支給が完了したことを明らかにした。東京都千代田区が区民への一律12万円の給付を決めるなど、さらなる「大盤振る舞い」も見られる。家族3人なら30万円、4人なら40万円にもなる「臨時収入」が、国民の不安な心を癒やしたのは確かだろう。

 さて、この一律10万円支給の現金はどこに向かったのか。あなたは、何に使いましたか? それとも、ためていますか?

 政府は新型コロナに関する経済対策費として、4月と6月の2度の補正予算において総額約60兆円を確保している。その中での重点施策が、企業の資金繰り対応や雇用の維持に向けた給付金・助成金と、4月27日時点で住民基本台帳に記載されている全員への一律10万円の支給だ。

 日経ビジネス電子版の議論場「Raise(レイズ)」では、「両論激論」のコーナーで5月20日、「一律支給の10万円、使いますか? ためますか?」を題材に議論を実施した。寄せられた意見を集計すると、「使う」と答えたのが約8割だった(有効回答84人)。ただ、全国銀行協会が毎月発表している預金速報によると、7月末の残高は4月末から26兆円も増えている。不況への備えか、企業にも個人にも「ためてしのぐ」マインドが広がっているようだ。

 前回の議論から3カ月半、どんな変化があったか。国内の感染者は一度沈静化したが7月下旬から再び増加し、8月には「第2波」が指摘された。4~5月に前年同月比9割減となっていた居酒屋・パブレストランの利用者数は7月に同5割減まで戻したものの、「7月後半から目に見えて客足が落ちた」(外食関係者)。データ分析会社のナウキャストとJCBの調査によると、旅行・宿泊の消費は1月後半比3~5割減の水準で推移しており、Go To トラベル事業の効果も限定的と言わざるを得ない。

 そこで伺いたいのが、皆さんの消費マインドだ。一律10万円の給付金は、実際のところ、どこに向かったのだろうか。他のお金との切り分けが難しいというご意見もあるだろうが、政府が19年度の税収の2割以上に相当する12兆9000億円をかけて実施したこん身の政策。そのお金の行方を、改めて議論するのは意義があると考える。

議論のテーマ
支給がほぼ完了した10万円の特別給付金。何に使いましたか。それとも、ためていますか。

 皆さんのご意見をお寄せください。

【コメント投稿の方法】
あなたは「一律10万円の給付金」を何に使いましたか? まず、以下の4つから選んでください。

(1) 生活必需品(税金含む)に使った(使う予定がある)
(2) 趣味や旅行など嗜好品に使った(使う予定がある)
(3) ためている
(4) その他

その上で、(1)(2)の方は何に使ったのかも教えてください。皆さんのご意見をお待ちしています。

※日経ビジネス電子版の議論の場「Raise」では、様々なテーマの議論に参加できます。コメント投稿機能にご登録の上、ご参加ください。

>>コメント投稿機能(リゾーム)に登録する