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(写真:AP/アフロ)

 新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性を通知するスマートフォンの「接触確認アプリ=COCOA」の運用が6月19日に始まった。濃厚接触者を効率的に割り出すことができれば、感染拡大防止につながるとの期待がある。

 だが、そのためには多くの国民がアプリをダウンロードし、利用しなければならない。安倍晋三首相は6月18日の記者会見で「人口の6割近くにアプリが普及し、濃厚接触者を早期の隔離につなげることができれば、ロックダウンを避けることが可能となる」と語った。配信開始から3日たった22日午後5時時点でのダウンロード数は326万件。まだ配信から時間がたっていないため評価は難しいが、「人口の6割が利用」の実現は難しい、という声もある。

 また、陽性と診断された患者自らが、保健所経由で通知される8桁の番号をアプリで入力する必要があるため、効率的な濃厚接触者の割り出しにつながりにくいとの指摘もある。

 日本が採用した接触確認アプリは、スマホの近距離無線規格「ブルートゥース」を活用し、利用者同士が1メートル以内に15分以上いた記録をスマホ内に蓄積するもので、感染者がアプリで申告すると、14日以内に接触が記録された人に通知される仕組みだ。国はアプリ利用者の氏名や住所、電話番号といった個人情報を把握しない。

 筆者も19日に早速COCOAをダウンロードしてみた。ブルートゥース機能を常時オンにしなければならない。消費電力は少ない設計とされるが、やはりスマホの電池の減りが早いように感じた。緊急事態宣言が解除され、出歩く人が増える一方、東京都内での新規感染者は連日2桁となっている。ネット上では自らアプリを開いて「陽性者との接触は確認されませんでした」の文字を見て「ホッとした」などの書き込みもあり、「お守り」的な利用もあるようだ。

 ただ、15分以内であれば接触は記録されないため、移動の電車や病院の待合室など、一時的に隣り合わせになって感染している可能性もある。「陽性者との接触がない」との表示が免罪符となり、感染が拡大するリスクもないわけではない。



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