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 本連載「両論激論」では、新型コロナウイルスの拡大を受けて2月27日に安倍晋三首相が表明した全国の小中高校と特別支援学校への休校要請について、「[議論]子どもを持つ家庭に激震、小中高の休校要請に賛成? 反対?」と題して、読者から意見を募った。3月4日午後5時時点で、280件を超す意見が寄せられ、賛否はほぼ拮抗(きっこう)している。その続編として、実際に休校が始まった今、具体的に仕事や家庭で困っていることを寄せ合い、議論してみたい。

(写真:PIXTA)

 賛成派の意見としては「新型コロナは従来のインフルエンザと異なり、現時点ではワクチンも治療薬も確立されていません。高齢者が発症すると重篤な状態が生ずることがあります」「子供たちはウイルスを広い範囲に感染させる媒介役となってしまう」と感染拡大の一定の歯止めになり得るとのコメントが目立った。

 また、「テーマパーク等の閉鎖、テレワークができる業種の利用促進など、社会全体の危機意識を上げることができた」など、新型コロナウイルスの感染抑制に向けて、一斉休校の要請が他所に対し、対策の意識を波及させたことを評価する意見もあった。

 一方で、反対派の意見としては、「効果がゼロとは思いませんが、極めて限定的でしかないと感じる」「小中高など学校だけやっても、満員電車に乗っている親が居れば同じこと。大きな穴があればその他をいくらふさいでも意味がないのでは?」と、高齢者をはじめとした他の世代への対策を先んじて行うべきだとの回答が少なくなかった。つまり、優先順位の問題を指摘する意見である。

 「今回の一斉休校発表は唐突すぎます。学校と保護者側は全く準備ができません」と突然の一斉休校の要請に戸惑う声もあった。事実、自治体のなかには準備期間の短さを指摘する意見もある。

 週が明け、安倍首相の要請を受ける形で、全国の多くの学校で臨時休校が始まった。一方で、自治体によっては3月2日からの休校を見送る例もある。

 本記事では、読者の家庭や地域、職場などでどのような変化が起きているか、どんな困りごとがあるか、そしてそれらを解決するためにはどんな施策が必要なのか、を議論したい。以下のコメント欄に、ご自身の困りごとや一斉休校の様子を見た意見などをぜひお寄せください。