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新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、イベント中止の判断に対する皆さんのご意見を募集します。コメント欄にて、中止に「賛成」または「反対」のご意見と、その理由をお寄せください。

 新型コロナウイルスによる肺炎が拡大するなか、多くの人が集まるイベントやセミナーを中止する動きが全国的に広がってきた。「感染リスクを避けるためにはしょうがない」とする意見の一方で、「自粛することで経済への影響が広がるため慎重に判断すべきだ」との声もあり、判断が割れている。

 リクルートキャリアは2月20日、44都道府県で開催予定だった合同企業研究会を中止すると発表した。中止する期間は3月1日から3月31日まで。関連する就職活動準備イベントの開催も見送る。4月以降については「状況の変化を見極めながら再開を検討する」(同社広報)としている。

 ソニーは3月15日、16日に都内で予定していた就職活動イベントを中止。三菱UFJは新卒採用に関する東京と大阪で開催予定だった会社説明会を見送ることを決めた。

 自社が主催するイベントだけでなく、従業員に対する参加自粛や禁止を要請する企業も目立ってきた。三菱ケミカルは20日から、国内従業員に対して社外のイベントへの参加を禁止する。30人以上が出席する社内会議の自粛も求めた。NTTは17日から、グループで働く約20万人の従業員に対して、多くの人が集まる会議を自粛するよう要請した。

 スポーツイベントも続々と中止が決まっている。神奈川県三浦市は約1万人が参加する予定だった3月1日の「三浦国際市民マラソン」の中止を決定。同日開催予定だった東京マラソンは一般ランナーの参加を取りやめた。

 「イベントやセミナー中止の判断基準がない」という声を受けて、厚生労働省は2月20日、イベントの主催者向けに文書を公表。「屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めるとされています」とし、イベント主催者に対して、開催の必要性を改めて検証することを求めた。ただし、「政府として一律の自粛要請を行うものではない」と、具体的な判断基準が示さなかったことから、「ガイドラインが発表されると思ったのに、これでは何も言っていないのに等しい」(複数のイベントを運営する都内の事業者)との声も上がる。

 この文書で判断を見直す動きも既に出始めた。岡山県総社市は片岡聡一市長が「人が集まる行事全てがNGという風潮はいかがなものか」として、消毒液の配布などの対策を取ったうえで23日に予定していた「そうじゃ吉備路マラソン」を開催する意向を表明していた。しかし、厚労省の文書を受け、21日に一転、開催中止を発表した。

 開催か、中止か──。イベント主催者は判断を迫られている。コメント欄にて、あなたのご意見をお寄せください。