新型コロナウイルスのワクチンへの期待が高まる(写真:AP/アフロ)
新型コロナウイルスのワクチンへの期待が高まる(写真:AP/アフロ)

 新型コロナウイルス感染症の流行が長期化する中、日本でもワクチンの接種に向けた動きが進んでいる。様々な情報が飛び交う中、今、知っておきたい10のことについては以下の記事にまとめている。

いつ?どこで?新型コロナのワクチン接種で知っておきたい10のこと

 厚生労働省は1月20日、米製薬大手ファイザーと2021年中に1億4400万回分(約7200万人分)の供給を受けることについて契約を締結。そのほか、米モデルナとは5000万回分(2500万人分)、英アストラゼネカと1億2000万回分(6000万人分)の契約を結んでおり、菅義偉首相は1月21日の参院本会議の代表質問で「3億1000万回分を確保する見込み」と説明している。

 菅首相は2月2日の会見で、医療関係者の接種を2月中旬に前倒しして始める考えを示した。河野太郎規制改革相は65歳以上の高齢者に対しては「早くても4月1日以降」と表明。一般の人へは5月ごろまでに「接種を実施できる体制を整える方針」(厚労省担当者)としている。ワクチンを接種する医療機関や会場の手配などを行う市町村も、専門部署を立ち上げるなどして接種体制の確立に急いでいる。

 新型コロナウイルスのワクチンには発熱やせきといった発症や、重症化を防ぐ効果が期待されている。一方で、他のワクチンの接種と同様に、接種部位の腫れや頭痛などの副作用は起きる可能性がある。

 ワクチンの接種は国費で賄われるものの、強制ではなく、厚労省は「予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただく」としている。そうした中で、菅首相は1月25日の衆院予算委員会で「接種は対策の決め手だ。安全で有効なワクチンを速やかに届けたい。副作用や効果を含め、正確で分かりやすい情報を発信する」と述べた。だが、効果や安全性に不安を持っていたり、ワクチン接種の体制などに不満を持っていたりする人も少なくないのではないだろうか。



 今回の「議論」では準備が進む新型コロナウイルスのワクチン接種について、皆さんのご意見を募集します。そもそも、ワクチン接種を受けたい/受けたくない、という意向に加えて、ワクチン接種について抱いている不安や不満などについても、コメント欄にご意見をお寄せください。

 なお、日経ビジネスでは2月10日(水)午前10時から、米国立研究機関に勤務するウイルス免疫学研究者、峰宗太郎氏を招いたウェビナーを開催します。新型コロナウイルスやワクチンについての基礎知識を学びます。奮ってご参加ください。

■開催概要
日経ビジネスLIVE
「新型コロナとワクチン あふれる情報との向き合い方 ~米国立研究機関所属のウイルス免疫学研究者、峰宗太郎先生が解説~」

日時:2021年2月10日(水)、午前10時~12時
会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(ライブ配信)
講師:ウイルス免疫学研究者 峰 宗太郎氏
主催:日経ビジネス
受講料:無料

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