ミレニアルズの危機感は中身が違う

出雲氏:日本でも、働き方と所有に対する考え方が大きく変わっています。柳井さんや永守さんが若かった頃は、誰もが残業を気にせず働いていたのだと思います。そんな時代を「24時間働けますか」という、当時の栄養ドリンクのCMが象徴しています。一方、今の若者は、そんな働き方は望みません。

 また、所有についても、かつては家も車も買うのが当たり前でした。大きな家を買って、車を何台も所有して、きれいな服とおいしいものを食べるのが成功の尺度だったわけです。今のミレニアル世代は、そんなことは考えていないわけです。家だって車だって、シェアすればいいと思っています。

 

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