河合:私も中野社長もそうですけど、今の50代というのは何やかんや言ってバブル世代で、30代までイケイケだったじゃないですか。だからこんな日が来るなんて思ってもいない。バブルがはじけて大リストラ時代が到来しているのに、日本の社会構造が変わるなんて思っていない。

中野:そうでしたね(笑)。

河合:企業によってだいぶ時差はありますけど、私はその社会構造は1990年代からある程度崩れてきていると思っているんです。しかし自分の頭上ではもう冷たい雨が降っているのに、その雨に激しく当たらない限りリアリティーを持てないので、今の50 代というのはいつまでも幻想を持ち続けちゃった、というのがあると思います。それが一つの大きなとらえ方ですね。

50代を使えなくしたのは組織か?個人か?

河合:もう一つは、会社側の問題です。今の50代以上はぬくぬくとやって年功序列で偉くなった。自分のスキルも磨かずに自立してないといわれているけど、個人だけの問題ではないと思うんです。

この記事は会員登録で続きとコメントをご覧いただけます

残り3448文字 / 全文5135文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題