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「着眼力」「論理的思考力」「情報活用力」「プレゼン力」「質問対応力」――。ビジネスパーソンに欠かせないこれら5つの力を、その道の第一人者との対話によって学びます。学生から若手社会人まで、ぜひコメント欄で議論に参加してください。

第3弾は「情報活用力」を学んでいきます。講師は、ショーケース代表取締役社長の永田豊志氏。企業経営者でありながら、図解思考やフレームワーク分析などビジネスパーソンにとっての知的生産性研究に取り組む専門家でもあります。永田氏が出題する課題と、同氏とのコメント欄での対話を通じて、情報活用力を磨きましょう。

 東京五輪・パラリンピックまで残り10カ月となりました。「対話で学ぶ5つの力」の第3弾は、この国際的イベントを例に情報活用力を学んでいきます。

 情報を活用するとは、1)情報を集める、2)その情報を使って新しい価値を生む、という2つのフェーズに分かれます。3つの課題を通して、2つのフェーズを体験していきましょう。

(写真:shutterstock)

[課題1]東京五輪・オリンピックの「不」を探そう(9/20〜24)

 最初の課題は東京五輪・パラリンピックの「不」を探すこと。「不」とは、永田社長の出身でもあるリクルートがしばしば使う用語です。同社は長年、社内で「不の解消」と呼ぶ使命を掲げてきました。「不」とは個々の消費者や取引先の企業など、社会に存在する様々なステークホルダー(利害関係者)が抱える不安や不満のことです。「課題」と置き換えてもいいかもしれません。

 ケーススタディーとして、「東京五輪・パラリンピックの観客をユーザーとして迎え入れる立場」になったと仮定してください。飲食店や電車、バスの運営者、タクシードライバーなど、迎え入れる立場の人は膨大に存在します。その立場の人は、2020年にどんな「不」を抱えることになるでしょうか? すでに様々な「不」の可能性が報道されています。オフライン、オンライン問わず情報を収集し、いくつでも構わないのでコメント欄に投稿してください。

 永田社長は「不」の情報収集について、次のように語っています。「可能なら1次情報に当たってください。『不』は当事者が一番知っています。あなたが想定する事業者に直接会って話を聞くのがもっとも効率的は方法です。それが不可能であれば、オンラインでの検索が有効ですが、検索にもコツがあります。単純にキーワードを入れるだけでなく、類似語に変換する、英語で検索する、ファイルタイプを指定する、除外キーワードを入れるなどの方法で自分が知りたい情報を得る工夫をしてください」

[参考記事]
リクルート、「不の解消」の使命掲げて世界へ

[課題2]「シェアリングエコノミー」で「不」を解消しよう(9/25〜27)

 ここからは、課題1で挙げられた様々な「不」をどうやったら解消できるかを考えましょう。コメント欄で挙げられた「不」に対して、「シェアリングエコノミー」の観点での解消を考えてみてください。シェアリングエコノミーとは、インターネットを使って個人と個人の間でモノや場所、技術などを貸し借りするサービスの総称です。

 あらゆる資産がシェアの対象となり、世界的に新しいサービスが次々に生まれています。インターネットなどでどんなサービスがあるか情報を収集し、それらが「不」の解消につながるかを考えてみてください。もちろん、全く新しいアイデアでも結構です。

 まず、どんな事業者のどんな「不」をターゲットにするかを決め、シェアの視点でその「不」を解消するアイデアをコメント欄に投稿してください。

[課題3]「フィンテック」で「不」を解消しよう(9/30〜10/2)

 最後の課題は、課題2と同様に「不」を解消するアイデアを考えていきます。ここからは「フィンテック」の観点で解消法を考えましょう。フィンテックとは、金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、金融サービスとITを組み合わせた革新的なサービスを指します。スマートフォンを使った送金や仮想通貨、ロボアドバイザー、クラウドファンディングなど、大企業からベンチャー企業まで様々な新サービスが生まれています。

 前回と同様にターゲットとなる「不」を設定し、フィンテックの観点で不を解消するアイデアを投稿してください。