DAY07 施策案の抽出

【6/24の課題】
ケースを読み、Xグループ・Aさんはどのような施策案を取り得るか考えてください。

[ケーススタディー]どのような施策を取るべきか考えよう

 Aさんは経営企画部長や他のメンバーと一緒に、不足する情報を再調査し、これまでのヒアリング結果を纏めた。そこで重要な問題の一つとして、特定の人に頼った属人化したデータ集計・資料作成の作業負荷増大に目を付けた。どの部門でもExcelやマクロを駆使して集計をしており、長年担当している人にしか集計が出来ず、退職や異動時の引継ぎも苦労しているようだった。

上司(経営企画部長) 最近世の中でRPAというツールの導入が進んでいるらしい。わが社でもRPAの導入が出来るかどうか、PoC(新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行)をやってみよう。

 Aさんは複数社のベンダーに声をかけ、まずは安価に導入できそうなS社からテスト用のライセンスを購入した。そして、以前のヒアリングで特に集計作業に追われていて本来の企画業務に時間を割くことが出来ていない様子であったマーケティング部に声をかけた。

マーケティング部マネージャー これまで人手で集計していた全国各店舗の月次の売上、販売量、在庫量の集計をRPAで自動化出来れば、作業効率が上がって助かります。ただし、店舗の実績は日次で変動するし、返品対応などによる再集計が発生するなど、イレギュラーな作業もあります。どこまでRPAで効率化できるかは、ちょっと分かりませんね。まぁ、社内のデジタル化は遅れているとは思うので、我々マーケティング部でテストしてみるのは構いませんが、まさにこの月次報告用の集計で忙しいので、あまり工数はかけられないことは理解してください。

Aさん ありがとうございます。極力皆さんの手を煩わせないように導入を進めさせていただきます。

 このように始まったRPAのPoCであったが、全国120店舗からの実績報告にミスがあったり、返品対応による再集計があったりして中々開発が進まない。マーケティング部も忙しさからなかなか打合せやテストを進められず、2か月が経過しようとしている。

 この様子を横目に見ている各部門も「マーケティング部も大変だな」と噂をするだけで、自部門でテストをしようともせず、せっかくの業務自動化ツールであるRPAが全社展開に至らない。

【ヒント】 これまで同様に、何かしらのフレームワークで情報を分類して、施策案を広く挙げだしましょう。その中から、最も効果的な施策と思われるものを、根拠をもって示しましょう。

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