DAY05 Xグループで起こっている問題の要因を特定
前日のケースと併せ、業務効率化プロジェクトで取り扱うべき、Xグループの抱える「問題の要因」は何かを考えてください
[ケーススタディ]問題の要因を特定する
翌週の経営企画部内の定例会議でAさんは各部門からのヒアリング結果を報告した。
経営企画部長:先週のヒアリングの結果、何かわかったかい?
Aさん:はい、各部門の皆さんから問題点を聞くことができました。
続けて、Aさんは各部門の部長、マネージャーから聞いた話を伝えた。
Aさん:そういえば、マーケティング部からは新商品の企画を手伝ってほしいと相談されました。物流部からも在庫管理システム導入の相談も受けています。
経営企画部長:それは会社としての課題の一つかもしれないが、この業務効率化プロジェクトとは直接関係がない、別の取り組みではないのか。
Aさん:……
経営企画部長:そもそも、各部門に色々な問題意識があることは分かったが、だから何なんだ。問題の原因もわからないし解決策を検討しようもない。ましてや、Aさんが各部門の不満に同調したところで経営企画部としてプロジェクトを推進している意味がないじゃないか。
Aさん:……申し訳ありません。
Aさんは改めてヒアリング結果を見直し、問題を分析することになった……。
[ヒント]
前日のケースでフレームワークに沿って問題点を洗い出し、沢山の問題点が目に付くとは思いますが、その中で特に経営上問題が大きなことは何かを考えてみましょう。
DAY06 振り返り
4日目、5日目の課題を通じて、「会社が抱える問題」を把握するという視点であなたが気づいたことや学んだことを自由にコメントしてください。