DAY03 DX技術の発達についてインプット

【6/18の課題】

以下のデジタル化についての記述を読み、気づいたことや参考になったことなどを自由にコメントしてください

 AI(人工知能)などのデジタル技術は昔から存在する。現在は、「第3次人工知能ブーム」と呼ばれる時期にあたる。昨今ビジネスへのAI導入が検討されている背景に、1.コンピュータ性能の向上、2.企業のデータ蓄積量の増大、3.政府の後押し、4.分析技術の確立・民生化(技術のオープン化)がある。それぞれの詳細は以下の通りだ。

  1. コンピューター性能の向上は、30年間で50倍の計算処理速度向上、1万倍のデータ保存容量増加があったとされる
  2. 企業のデータ蓄積量の増大は、業務データ蓄積量が9年で約9.3倍に増加、IoTなどの技術でデータ収集できる方法・対象物の幅が広がっている(出典:総務省「情報流通・蓄積量の計測手法に係る調査研究」)
  3. 政府の後押しとしては、個人情報保護法の改正、平成28年度補正予算で195億円のAIへの投資が示された。
  4. 分析技術の確立・民生化(技術のオープン化)は、Rの無料パッケージ、GoogleのMLライブラリ、その他クラウドでのツール・インフラの提供などが進んでいることが挙げられる。

 これらデジタル技術のなかでも特にRPAの検討・導入が盛んである。1,000人以上の企業のうち、「本格展開完了」もしくは「本格展開中」とする企業の割合は48%を占めた(出典:書籍「RPAの真髄」(2019/1/31)および会員制サイト RPA BANK)。

 IT技術の発展、タブレットなどのツールが導入されていても、まだまだ人間が手作業で行っている業務は多い。

  • 定例会議用の資料を作成するために、社内のコンピュータにある複数のデータを見てパソコンで入力して集計し会議用資料に盛り込んでいく
  • 今後、半年の売上を推定するために、過去の売上と前年の売上、および営業部門の今月の推定データを集めてきて集計して予測する。
  • 競合会社の新製品情報をウェブで集めてきて一覧表を作成する

 実態は、人間がパソコンを使って手作業で行っている単純作業が実に多く、労働時間のかなりのウェイトを占めている。こうした単純作業を効果的に削減できる手法がRPAであり、「働き方改革」の本命とされている。

 さらに、RPA導入の次のステージとしてStage2 CognitiveやStage3 Intelligenceの支援実績、および活用事例が増加している。Cognitiveとは非構造化データの認識技術を指している。特に、日本のビジネスでは紙情報と自然言語の認識に対するニーズが強い。

 例えばOCRとは画像データから文字情報を読み取り、文字データとして出力する技術である。紙の情報もデータ化し自動的に業務に取り込むことで、より大きな業務効率化の効果が期待できる。このほか、Chatbot、ビジネスチャットなどのツールの活用も進んでいる。

 これまで多くの日本企業がAI、IoT、ビッグデータなど、デジタル技術を事業に取り込もうとして試行錯誤してきたが、うまくいかなかった。その背景にあったのが、「技術起点」で考え、既存ビジネスの改善・改良に終始し、机上での調査・研究を行うのみで会ったことが理由の一つだ。

 だがデジタル改革実現に向けたあるべき姿はそうではない。「企画起点」で考え、既存ビジネスを壊してイノベーションを創出し、リーンスタートアップで取り組む事が重要になる。その土台となるのがRPAだ。RPAの導入により社内業務をデジタル化することで余力を創出し、業務プロセス改革を行い、人とデジタルの協働モデルを実現する。そしてデジタルを当たり前に活用する意識を醸成することが求められる。

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