DAY02 Xグループの経営課題

【6/17の課題】

Xグループはどのように競合他社に対して競争優位性を築き、どのように収益成長を実現すべきでしょうか。
(ケースに無い情報を用いても可)

[ケーススタディ]Xグループの経営課題とは?

 Xグループの収益は減少傾向にある。特に利益率の低下が顕著で、6年連続減益となっている。特に、アジアの人件費高騰、円安による調達コスト増が響いており、海外の安価な人件費を頼りにした生産コストの抑制には限界が来ている。

 Xグループのニット、シャツなどのアウターは凝った飾りよりも機能性を重視したシンプルなデザインとなっており、プライベートからビジネス使用にも耐えられること、価格の割に高性能であることが一定の評価を得ており、学生から社会人・主婦にまで幅広い層に提供している。競合他社の類似商品と比べるとやや高めの値段設定にはなっているものの、“普段使い出来る、ちょっと人とは違うモノが良い”という客層のニーズをつかみ、リピート購入する固定ファンが付いている。

 2019年度〜2021年度の中期経営計画では、より一層のコスト削減による経営体質改善に取り組みつつ、まだまだ小さな収益となっているネット販売の強化と、海外を中心に新たな収益基盤をつくり、増収増益を目指している。

 3年前から新たに取り組んでいるネット販売(国内のみ)では、アマゾンや楽天などのプラットフォームにも出品。自社サイトも運営しているが、今のところ利益はほとんど出ていない。

 国内120店舗の利益率は5~6%で推移している。海外ではここ5年で中国は上海・香港へ20店舗、台湾へ8店舗、シンガポールへ4店舗展開している。中国では利益率が2~3%、台湾・シンガポールでは利益率が1%程度と低調である。

 一般的にアパレル業界の利益率は一桁代で推移している。

[課題のヒント]
Xグループの持つ「強み」、またはこれから築くべき「強み」は何でしょうか。それは世の中から求められていることに合致するでしょうか。抽象論・一般論でなく、「アパレル」の特性を踏まえて具体的に考えてみましょう。

次ページ DAY03 DX技術の発達についてインプット