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CaseStudy01「マネジメント強化策を提案せよ」

あなたは、大手製造業X社の新入社員。研修が終わった5月上旬、新入社員全員に対し、人事課長から以下の依頼メールが届いた。あなたなら、どんな提案をしますか? コメント欄で示した問いに従って、提案を考えてみよう。

新入社員のみなさんへ

 私が参加している「課長のマネジメント力強化プロジェクト」からお願いがあります。

 このプロジェクトは、人事部をはじめ各部の部長が参加する全社横断プロジェクトとして1カ月前に発足しました。今後の事業拡大に向けて重要課題となっている新人育成を進めるために、課長のマネジメント力をどう強化していくかを検討しています。具体的な施策を3カ月以内にとりまとめ、今年度後半からの実行を予定しています。

 現在は、現状の課題の整理を終え、これから具体的施策の検討に入っていくところです。そのプロジェクト検討の中で、実際の新入社員の意見も聞いていこうという声が上がりました。是非、新入社員の立場から提案をしてもらいたいと思います。

 何か不明点や質問があれば、何なりと聞いてください。
 よろしくお願いいたします。

X社人事課長
〇〇 ××

[プロジェクト発足の背景と目的]

  • 今後の事業拡大に向けて新卒の採用を増やしているが、ここ数年、採用した新人が思うように成長しないケースが増え課題になっている。入社3年以内の離職も増加傾向にある
  • 事業は順調で当面採用の拡大は続くため、いかに新人の成長を加速できるかが会社としての成長を左右する重要テーマになってきている
  • 新人育成には上司である課長の影響が大きいことから、課長のマネジメント力強化に取り組むことになった


CaseStudy02「達成が難しそうな目標、あなたはどうする?」

 あなたは、日用品メーカーY社の新入社員。希望部署は商品開発部門だが、最初の半年間は全員営業部門配属という会社の方針のため、現在は営業部で新規開拓の営業を担当している。担当する顧客は、かつては取引があったが現在は関係がない企業。あなたのミッションは、新商品の案内などを通じて再取引を獲得することである。

 上半期の目標数字を与えられ、その達成のために日々試行錯誤しているものの、5月中旬時点でまだ1社も受注できていない。競合会社との競争も激しく、商品数も多くまだ十分に理解できていないものもあり、顧客担当者の前でうまく商品を説明したり、提案したりすることに難しさを感じている。このままでは、とても目標の数字を達成できそうにないと考え始めた。

 上司や教育担当の先輩からは、「何かあったら何でも相談するように」と言われているものの、見るからに多忙で声を掛けづらい。一方で「自分で考えることも大事」との指示も受けており、今はなるべく自力で試行錯誤しようと考えている。週に1度、所属グループの会議があるものの、先輩らの営業状況の報告や、今後の所属グループの行動計画の議論が中心で、自分が発言することはほとんどない。

 そんな中、受注を獲得する同期も出てきており、危機感が増し始めている。この状況で、あなたが取るべき行動とは? コメント欄で示した課題に従って考えてみよう。