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あなたの資本、分析してみると……

 まずは下の図に、できるだけ詳細に記入してみてください。

プロティアン・キャリアキャピタル分析
キャリア形成期 初期キャリア形成期 中期キャリア形成期 後期キャリア形成期
資本分類 文化資本      
社会関係資本      
経済資本      

 ここで私が書いた「初期キャリア形成期」「中期キャリア形成期」「後期キャリア形成期」というのは生物学的な年齢ではなく、キャリア上の年齢として捉えてください。つまり社会人になって初期キャリアを形成し、大きな転機を迎えたら、その次を中期キャリア形成期と考えるわけです。

 またキャリア転機がこの3期で収まらない場合には、「ファーストキャリア」「セカンドキャリア」「サードキャリア」「フォースキャリア」というように数で区分して、項目を増やしていくと、整理しやすいはずです。

 上のような形でプロティアン・キャリアキャピタルを書き込んでいくと、これまでのあなたのキャリア形成を客観視することができるはずです。そうしてようやく、これから先のあなたのキャリア形成の「見取り図」を描くことができるようになるのです。

 これまでの私のヒアリングデータを基にすると、仕事で成長を感じられず、この先の不安を抱く場合は「文化資本」と「社会関係資本」の形成が停滞状態にあることが考えられます。

 キャピタル分析をすることで、あなたの資本の総体を把握できるだけでなく、これからのキャリアプランニングの参考にもなります。

 ダグラス・ホール教授は、キャリアとはすべての人が持ち、仕事生活を続けるための生涯のプロセスであり、また態度や行動に関連するものであると述べています。働くことが長くなる新時代、生涯のプロセスとしてのキャリアを自分で計画し、プロデュースしていくことが不可欠なのです。