全7042文字
現在の議論のテーマ
隙間時間や自分のスキルを有効に使えるサービスを考えましょう。
市場環境の変化が激しく、新しい価値を創造し続けないと企業が生き残れない時代。正解がない中で企業は新規事業の開発にしのぎを削っています。本シリーズは、新陳代謝を繰り返し成長してきたリクルートと一緒に、新規事業を開発する術について議論を続けます。

 第5回は前回に続き「働き方」や「人手不足」について考えます。

(写真=PIXTA)

 人手不足の問題に対し、前回は「無駄をなくす」という観点からどんなサービスにニーズがあるかを考えました。読者の皆さんからは米国で普及し始めている無人レジやキャッシュレスの提案や、無駄をなくすのではなく、顧客に対するサービスのルールそのものを変えたほうがいいという示唆をいただきました。「極論として、お客様との直接の対話以外すべてを無駄とみなすこともできる。客がその気になれば注文・売買・決済を完結できるプラットフォームを追求すべきだ」との意見も挙がりました。

 「人手不足」の問題に対し、今回は逆に「労働力」の側面から「どんなサービスがあったら多様な働き方が広がるのか」について議論したいと思います。

 論点は2つあります。

 1つは、「働きたくても働けない層」をどうやって労働市場に戻すか。リクルートジョブズによる「シニア層の就業実態・意識調査(2018)」によれば、働きたいと考えているシニア層の34%が「仕事を探したがあきらめた」と回答。本連載「[議論]『シニアの雇用』で新規事業、あなたのアイデアは?」では、その原因の一つである「シニアと企業の双方の不安」を取り除くサービスを考えました。今回は、シニア以外の働きたくても働けない層に対し、どんなサービスがあれば働きやすくなるか、を考えていきたいと思います。

 もう1つは「副業」です。政府による副業推進によって2018年、厚生労働省は「モデル就業規則」から副業・兼業の禁止項目を削除。原則として容認する方向にかじを切りました。まだまだ副業を全面的に容認する企業は少ないものの、徐々に副業に対する理解は進んでいます。ただし、自分のスキル生かして十分な対価を得られる仕事を探すことは容易ではありません。どうしたら「副業でスキルを生かしたい」と考える層と企業をつなぐことができるでしょうか。

 今回はこの2つの論点に関する意見やアイデアを皆さんから募集します。

 議論のヒントとするのは、リクルートの新規事業「エリクラ」と「BizGROWTH」。アプローチは違えど、どちらのサービスも隙間時間やスキルを有効に使うためのアイデアが盛り込まれています。

 次ページ以降に、両サービスの事業責任者のインタビューを掲載します。コメント欄にて読者との議論にも参加していただきます。

[議論のテーマ]隙間時間や自分のスキルを有効に使えるサービスとは?
  • 4/19-22 あなたが「隙間時間で働きたい」「副業したいので仕事を探したい」と考えたときに取る行動は?また、そのときの課題は?
  • 4/23-24 「働きたくても働けない層」に対して有効なサービスを考えよう。あなたのアイデアをお聞かせください。
  • 4/25-26 「副業したい層」に効率よく募集中の仕事を知らせるには?あなたのアイデアをお聞かせください。