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「本当にVRって楽しいですね!」

入山:さすがに長島さんはアバターの操作がお上手でした。自在にボールを操ったりして、「慣れているな」と感じました。それに比べて我々は下手でなかなかうまくできない。これって、慣れれば使いこなせるようになるものですか。

長島:たぶん30分もあれば十分ですよ。初体験かどうかなんて分からなくなりますよ。

入山:30分で。そうですか。長島さんは実際にVRでローランド・ベルガーの社員さんたちとコミュニケーションを取っていらっしゃるんですか。

長島:中国・上海、フランス・パリ、ドイツ・ミュンヘンとつながっています。

 先ほどの体験では、途中でWi-Fiが切れるなどネットワークが不安定でしたが、それは同じ場所にいて、ここのWi-Fi回線をみんなで使おうとしているからです。

入山:そうか。同じ場所からアクセスするから、容量が足りなくなってしまうんですね。

安田:遠隔からVR空間に入るのなら、ネットワークの問題は発生しない。

入山:むしろ、その方が途切れないのか。

長島:途切れないです。今はムチャをやっていたわけです。

同じ部屋でも、離れた場所でも

入山:「○月○日の○時にVR空間に入ります」というアポイントをしておく。その時間にVR空間に行ってみると、アバターたちが集まっているわけですね。

長島:そうです。楽しいですよ。楽しいから、テレビ会議よりも参加率が高くなります。

安田:武樋さんが、VRならではの3次元でできることがあるとおっしゃっていましたけれど、それ以前に、本当にVRって楽しいですね。

入山:長島さんと安田さんはボールをやりとりしてましたからね。

安田:僕、ボール奪われました。やっとつかんだボールだったのに横取りされた。幼稚園生のように。リアルな会議室で初対面の人といきなりボールの奪い合いしたらヤバい人ですけれど(笑)。VR空間だと気軽にコミュニケーションが取れますね。

武樋:初めて会う人とのコミュニケーションに向いていると思います。初対面の人と話し合う時って、緊張を解きほぐすためにアイスブレークから入ったりしますね。VRの場合、それがいらない。目の前のアバター同士で「すぐ始めましょう」とできます。

安田:なるほど。そうですね。ということはこれ、合コンに使えばいいんじゃないですか。

「容姿に関係なく中身を理解できる」メリットも

入山:ああ、初対面でみんな緊張しているからね。まずはVRからってことね。

武樋:そういう場合、容姿に関係なく、その人の中身を理解できるというメリットもあります。

入山:なるほど。VR合コンか。

長島:実際に会った時のギャップはどうすればいいんでしょう(笑)。

安田:それはプラスに出る場合もあれば、そうでない場合もあるでしょうけれど(笑)。選択の幅が広がるというか、多様性も出そうです。遠隔から参加できるから、お嫁さんに来て欲しい地方のまちおこしなんかにも使えるかもしれない。