安田:おお、見えた見えた。

大阪大学経済学部准教授 2002年東京大学経済学部卒業。2007年米プリンストン大学で経済学博士号取得。政策研究大学院大学助教授を経て2014年4月から現職。専門はゲーム理論。共著書に『経済学で出る数字:高校数学からきちんと攻める』(日本評論社)、『日本の難題をかたづけよう』(光文社新書)、編著書に『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(NTT出版)などがある。
入山章栄(いりやま・あきえ、右)
早稲田大学ビジネススクール准教授 1996年慶応義塾大学経済学部卒業。98年同大学院修了。2008年米ピッツバーグ大経営大学院で博士号取得。米ニューヨーク州立大学バッファロー校助教授を経て2013年から現職。著書に『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP社)などがある。
武樋:コントローラーがありますのでこれで操作を。
安田:はい。あ、これ一度ゴーグルをつけてしまうと、手元のコントローラーが見えなくてよく操作方法が分からないっていう問題が……(笑)。
入山:えーと、まずアバターを選ぶことになっていますね。じゃあ選びますね。僕、女の人にしてみよう。
長島:そうすると途中で人形が出てきます。
安田:なんか、僕、ビームみたいなものが出てますよ。
武樋:それは手のイメージです。レーザーポインターのような感じですね。コントローラーの中指のところにボタンがついていまして、そこを押すとつかむことができます。両手で同じものをつかんでいただくと、モノを大きくしたり小さくしたりできます。
VRを使うと幼稚園生のようになる
安田:ああ、なるほど。人形、きました。

入山:あれ、ちょっと待って。僕、アバターが選べないんですけれど。
武樋:ああ、もしかしたら、それはネットワークが切れているのかもしれない。
安田:なんか僕、ひたすら部屋を散らかしてるんですけれど。
入山:僕、今何にもできないです。
長島:はい、ボール落ちまーす。

入山:ずるいな、みんなちゃんとできてて。
長島:ボール天井に行きまーす。はい、ボール落ちまーす。
安田:なんかボールが暴れてるぞ。
入山:うーん。つながらないなあ。
長島:はい、ここにボール置きます。ボール蹴ります。
安田:えーと武樋さん、確認しますけれど、これ、ビジネスに使うんですよね(笑)。今のところ、完全に遊んでるだけなんですけれど。
武樋:それがVRの良いところでもあり、課題でもあります。「最初にVRを使った時には幼稚園生のようになってしまう」って皆さんから言われるんです(笑)。