VRのシステムについて説明する武樋氏(左から3番目)
VRのシステムについて説明する武樋氏(左から3番目)

初心者はハイエンド機種を使った方がいい

安田:なにやら目の前のテーブルの上には、「早くかけてくれ」と言わんばかりにVRゴーグルが置いてありますね。

入山:そうそう。今日はまず、みんなでVRの世界を体験しようという企画なんですよね。さっき武樋さんに説明していただいたシナモンの会議システムに接続してみようと。

 ところで、安田さんはこれまで一度もVRゴーグルをつけたことがないそうですね。

安田:ええ、全くないです。お三方はもう何度もVRの世界に入ったことがあるんですよね。僕は初めてなんです。

入山:VRの世界に入ったことがない! VR××(注:編集部自粛)! 未経験者! 今日が初体験ってことですか。どうですか、VRに対する期待っていうのは。

安田:いや、それはやっぱりもうすごいんだろうなと。

入山:未体験者ですもんね。これから初体験。私はもう何回も体験していますから!

安田:なんですかそのマウンティング(苦笑)。まあ、でも素直に認めますよ、ええ、初体験ですとも(笑)。ど素人がフロンティアに接することができるというのはね。楽しみですよ。

入山:VRゴーグル、2種類ありますね。

武樋:安田さんと私の前にあるのが「オキュラスリフト」というハイエンドの機種で、長島さんと入山さんの前にあるのが「オキュラスゴー」です。「オキュラスゴー」は少し安い。

入山:なるほど。ハイエンドの機種を使いこなすのは「初体験」の安田さんにはキツいかもしれませんけれど。いきなりプロを相手にするような感じ……(笑)。

武樋:逆に最初にプロから手ほどきしてもらった方がいいという面もあります(笑)。味わえる体験が違うので。ハイエンド機種を体験すると、「VRってここまでできるのか」となるので、初めての人はハイエンド機種を使うことをお勧めします。「VRってこんな程度か」となってしまうのが一番もったいない。

安田:ハイエンド機種を体験して「スゲエ!」となれば、「シメシメ」ということですね。

入山:では早速、試してみましょうか。
(4人がVRゴーグルをつける)

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