プログラムの進行予定
お題は以下のように進んでいきます。2週間にわたって、皆さんの意見を募集します。
8月19日(月): | ロボットがいる日常生活を考えてみよう。どのような作業が得意だと思いますか? |
8月21日(水): | AIをはじめとした新技術を中小企業に導入するためのポイントは? |
8月23日(金): | そもそも人手不足が生じる原因は何だと思いますか? |
8月26日(月): | ケースを元にロボットについて考えましょう |
8月28日(水): | ロボットの活用法について |
8月29日(木): | 学んだことを書き込みましょう |
中小企業の人手不足が深刻となっている。理由として挙げられるのが、求職者の大企業志向だ。リクルートワークス研究所によれば、2020年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした求人倍率は、従業員数300人未満の企業で8.62倍に達したのに対し、5000人以上では0.42倍にとどまる。
労働者全体でみても大企業志向が顕著に表れている。従業員数30人未満と同500人以上の企業(非農林業)を比較すると、1996年は30人未満の企業の雇用者数が1735万人、500人以上では1252万人だった(総務省の労働力調査)。これが、2018年には30人未満の企業では1540万人と1996年から195万人減少したのに対し、500人以上の企業は518万人増えている(2018年の雇用者数は1770万人)。年々規模の大きな企業に人が流れているわけだ。


中小企業に求められているのが生産性の向上だ。少ない人員で業務を円滑に進めるには、IT(情報技術)化やロボットの活用が欠かせない。経済産業省が所管する独立行政法人の中小企業基盤整備機構(中小機構)で経営支援を担当する堺井啓公理事は「業績は好調なのに、人手不足の悩みを抱えている企業は多い。新しい技術を取り入れて、いかに魅力的な職場にするのかが重要」と話す。では、実際の中小企業は、ロボットをはじめとした最新技術の活用をどう考えているのか。