斎藤次郎という名を聞いても、ピンと来る人は少なくなったことだろう。2009年10月から3年余り、日本郵政の社長を務めたが、それは後の話。むしろ、1993年6月に大蔵省(現・財務省)の官僚トップである事務次官に就任したころの剛腕ぶりで有名になった人物だ。