ペッパーの進化系が生まれる
ペッパーは今度、どのように進化していくのでしょうか。
孫:ペッパーにもいろんな進化系が生まれる。派生していく。ブラックペッパー、レッドペッパーとか。ラージペッパー、ミニペッパーとか。
レッドペッパーですか?
孫:まあまあ。例えばね。色とか形とか、大きさとか。二足歩行だったり、四足歩行だったり。空飛んだり、潜ったり。フライングペッパーやドクターペッパーとか。
3代先の後継者はペッパー社長だったりして(笑)
孫:まあ、とにかく。シンギュラリティ(技術的特異点、人工知能が人の知能を上回る時期)というテーマで言えば、ただ単に生産性を追い求めていくだけでは、人類と共存しにくいのではないか。だから僕はそこに心というものを持たすべきではないかと考えている。

レストランでもハイエンドであればあれるほど、心を込めたおもてなしをするよね。型通りの決まり文句で「ポテトもいかがですか?」って言われたって、それは決まり文句で。俺は先週来て「いらないって言ったんじゃん」ってことになる。
それはまさにロボット的な決まり文句だよね。人間ですらロボット的な決まり文句で作業する人もいれば、ペッパーですらもっと心を込めて、顔を認識して、なじみ客なりの細やかな配慮ある言動をする。どっちが本当にぐっともてなされている気がするか。機械的な人間と、人間的なロボットと。どちらがいやされるか。
一方で切り捨てた機能もあります。
孫:あえて二足歩行を切り捨てたのは、最低12時間電池が持たせるためだよ。二足歩行は常にバランスを取る必要があるから、だいたい30分くらいしか電池がもたない。買収したアルデバランの中に二足歩行の技術はあったけど、あえて使わなかった。
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