18歳といえば高校3年生。クラスで選挙のことが話題になることもあるでしょう。地元での選挙となれば、立候補者の顔もより身近に感じます。これで選挙に行くクセがつくこともあるでしょう。本書は、そんな高校生たちにもぜひ読んでほしい一冊です。

そんな私が「やられた!」の1冊
ロックの英詞を読む―世界を変える歌』ピーター・バラカン著、集英社インターナショナル
ロックの英詞を読む―世界を変える歌』ピーター・バラカン著、集英社インターナショナル

 社会問題をテーマとして扱ったメッセージソングを22曲取り上げ、その内容と背景を解説するピーター・バラカン氏の新刊です。2003年に刊行された『ロックの英詞を読む』の続編にあたる一冊です。

 このところ、ネット上で「音楽に政治を持ち込むな」というテーマが話題になっています。しかし、そもそも、20世紀以降の音楽シーンを振り返れば、音楽がいかに社会とつながっていたかがわかるはずです。

音を楽しみ、歌の力を信じる

 「歌は世につれ、世は歌につれ」といいます。流行歌というのは、その時々の世相や風俗といったものを映し出すものです。歌の内容はもちろん、その時代背景や歴史に思いをはせることが大事であり、歌をより楽しむことになると思います。

 本書では、行間に込められたメッセージにせまるだけでなく、「日常英会話表現」や「英語の発音のヒント」といったコラムがあるなど、実用的な内容も盛り込まれています。50歳を超えた私にとって、日本語と違う言語での発想を試みることは、頭の体操にもなりますし、昔聴いていた曲にふたたび思いをはせるのは楽しいひとときです。

辻森康人(つじもり・やすと※)
1965年生まれ。生活実用系の雑誌編集部、書籍編集部を経て、2015年4月に角川新書編集部に異動。池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題』はシリーズ7巻を通して担当。池上彰の書籍も手がける。他に、森永卓郎『雇用破壊 』、猪熊弘子『「子育て」という政治』、伊藤周平『消費税が社会保障を破壊する』、ドリアン助川『バカボンのパパと読む「老子」』などを担当。(※編集部注:お名前の「辻」は、正しくは一点しんにょうです)