: ホームページを自分で持てば、顧客を集めるためのインターネット広告を的確に打てるようになります。広告の結果を検証し、コンテンツを調整すれば広告の効果を引き上げられます。

 私が広告づくりを支援した企業の中で、4カ月たらずで10億円の売り上げ増を記録した例があります。また、北陸の町工場が東南アジア向けにインターネット広告を出し、売り上げを3倍に伸ばしました。

ホームページの役割と仕事は経営者が決めること

経営者は何をすればいいのですか。

青山: 儲かるホームページをつくるにはまず、役割と仕事を決めないといけません。ホームページにどのような役割をもたせるのか。その役割を担うためにどういう仕事をさせるのか。これはまさに経営の判断です。

ホームページの役割と聞くと通信販売が浮かびます。

青山: 通販を連想する方が多いでしょうが、予約を取ったり、物販の資料請求を獲得したり、無料体験の顧客を集めたり、様々なことに使われています。

 ホームページは名刺や看板の代わりになるし、取扱説明書にもなる。見込み客を集め、売り込んでくれる営業マンや説明員にもなります。

 顧客の相談に乗ることもできますし、顧客が集まって商品について意見や感想を言ってくれるコミュニティをつくれます。新規顧客の獲得からリピート客の醸成まで、ホームページは担えるのです。

役割と仕事を決めた後は。

 コンテンツをつくったり、ホームページを運用したりするところは社員が担当します。経営者は決めた役割と仕事通りのホームページになっているかどうか、確認します。

 大事なのは顧客を起点にして、あらゆることを考える姿勢です。商品を売るホームページをつくるのであれば、「これなら買いたくなる」「購入の操作が分かりやすい」といった点を経営者がチェックする。「このデザインが綺麗」「こちらが恰好いい」という話ではありません。

 商品を売るのではなく、いったん商品を買った顧客に関連情報を届けたり、顧客同士が交流したりできるホームページをつくるのだとすると、知りたい情報や話し合いたい話題がすぐ見つけられるようにする。こうなるとデザインや操作の仕方が変わってきます。