しかし、それで北朝鮮の核問題のように、一瞬の間違いも許されないという問題に対応できるのでしょうか。

ウォルフ:トランプは北朝鮮問題にどう対応したらいいのか全く分かっていません。マティス国防長官など将校らが北朝鮮問題を検討しているのとは、全く別の場所でトランプが一人で勝手に北朝鮮問題についてツイートしている、というのが現実です。

集中力が続かないトランプ氏は会議から出てしまう

であれば、ティラーソン国務長官やマティス国防長官が負っている使命、責任は果てしなく重い…。

ウォルフ:そうです。

彼らがトランプ氏をきちんとコントロールできないと、大変な事態になりかねない…

ウォルフ:「コントロールする」という状況ではないと思います。そもそもトランプは様々な制度やメカニズムがどう機能しているのかということを何も知らないし、何か判断する根拠も持ち合わせていないし、それを理解するだけの集中力もない。

 この時代における戦争とは、一種の情報戦です。膨大なデータをどう読むかが問われるが、トランプはこれについていけない。将校たちが会議で大量のパワーポイントを使ってデータ分析を含めた説明をし出すと、集中力が続かないトランプはその会議室から出て行ってしまうんですから。

そのティラーソン国務長官についても辞任の噂が絶えません。

ウォルフ:はい、長くは続かないでしょう。

では、誰が次の国務長官になると思いますか。

ウォルフ:分かりません。それなりに競争はあるようです。ニッキー・ヘイリー国連大使を後釜に据えようという話もあるが、彼女を嫌っている人は実に多い。そのため、現CIA長官を務めるマイク・ポンペオ氏を当てるという話も聞きます。だが、トランプ自身はクシュナーを国務長官にするとも言っているようなので、どうなるかわかりません。