2013年、女性銀行員の組織との葛藤を描いた『スコールの夜』で第5回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー。ほかに『家族計画』など。大蔵省(現財務省)入省後、金融庁、内閣官房などで勤務。国立印刷局理事長時代に、渋沢栄一の新1万円札などの改刷に携わった
※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。
2013年、女性銀行員の組織との葛藤を描いた『スコールの夜』で第5回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー。ほかに『家族計画』など。大蔵省(現財務省)入省後、金融庁、内閣官房などで勤務。国立印刷局理事長時代に、渋沢栄一の新1万円札などの改刷に携わった
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小説 国産紙幣誕生
2022.08.05 同郷の後輩である大蔵卿・松方正義への直談判が実り、得能の宿願だった工場積立金制度がついに認められた。大勢の部下を率いて宴会を催した得能は大き…
小説 国産紙幣誕生
2022.07.29 結核に体を蝕まれながらも、得能は印刷局を独立自営の事業体にするため、工場積立金制度の上申を続けた。拒絶してきた大蔵本省だったが、明治14年の…
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2022.07.22 壱円札に続いて、用紙に初めて透かしを入れた政府紙幣五円札が完成した。一方、得能が大蔵本省に何度も上申している、工場積立金制度を要とする改革案…
小説 国産紙幣誕生
2022.07.15 政府が緊縮財政を打ち出す中、得能良介は印刷局を独立自営できる事業体にしようと、工場積立金制度を上申する。柔軟な設備投資ができる資金を確保する…
小説 国産紙幣誕生
2022.07.08 苦労の末に抄紙機の自作に成功したのもつかの間、印刷局の工場が民間払下げの対象になるかもしれないという新たな問題が持ち上がった。何としてもそれ…
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2022.07.01 新たな政府紙幣の企画は固まったが、用紙は手漉き頼みで、量産化のメドが立たない。業を煮やした得能は、明治天皇の行幸までに国産抄紙機を完成させよ…
小説 国産紙幣誕生
2022.06.24 ひとりで抱えてきたものを秀子に聞いてもらうことで、キヨッソーネは安心するのだろう。顔色はまだよくないが、ぎこちない笑みを浮かべた。
小説 国産紙幣誕生
2022.06.17 政府紙幣に描く初めての肖像画・神功皇后のイメージをつかめないでいたキヨッソーネはある日、抄紙工場で紙漉き職人の加藤秀子と出逢う。求める「日本…
小説 国産紙幣誕生
2022.06.10 新たな政府紙幣に初めて採用する肖像画は、神功皇后に決まった。高貴で品格があり、かつ勇敢な日本女性のイメージを求めて、キヨッソーネは苦悩する。…
小説 国産紙幣誕生
2022.06.03 西南戦争で西郷隆盛が自決した翌年、大久保利通は暴漢の襲撃にたおれた。郷里の盟友2人の相次ぐ死に打ちひしがれる間もなく、得能良介は新たな政府紙…
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