新型コロナウイルスワクチンに関する虚偽情報がSNS上で拡散している。発信源は反ワクチン運動家だ。彼らの数はわずかだが、その影響力は大きい。フェイスブックなどは指針を定め対策を進めるが、効果は上がっていない。

一握りの反ワクチン運動家が大きな力を持っている(写真=AP/アフロ)

 交流サイト(SNS)を運営する企業が再び圧力を受けている。少数ではあるけれど、熱心な反ワクチン運動家を取り締まれ、との圧力だ。研究者たちはこの運動家らが「プラットフォーム上に大量の虚偽情報を拡散している」と非難する。

 英NPOの反デジタルヘイトセンター(CCDH)は米フェイスブック、米グーグル、米ツイッターに対し、12人の人物についてアカウントを停止するよう求めた。CCDHが行った調査で、新型コロナウイルスワクチンに反対するコンテンツのおよそ3分の2は、この12人が発信元と判明したという。

 この12人には、故ロバート・F・ケネディ元上院議員の息子であるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏のほか、代替医療ビジネスを展開するジョセフ・メルコラ氏などが名を連ねる。

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