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 経済協力開発機構(OECD)が2016年に実施した推計によれば、ロシアの成人の54%が高等教育を受けている。これはOECD加盟国とパートナー諸国の中で2番目に高い水準だ。

 しかしながら国土が広大であるがゆえに、モスクワやその他の一握りの大都市に移り住まない限り、彼らの多くは大企業が採用する対象に入ってこなかった。

 多くの国でリモート勤務が急速に広がる中で、新型コロナ危機がロシアの雇用市場に及ぼす長期的な影響は、極めて大きなものとなる可能性がある。

 ヤコブレフ氏は「ロシアはこの面においてユニークな立場にある。国民の教育水準は高く、教育機関も充実している。例えばシベリアの諸都市は特に技術畑の人材の宝庫だ」と話す。

 時代遅れの政府規制が見直されたことも、地方の雇用を後押しする。