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百度が苦戦を強いられている。主力の検索サービスは「結果表示が身びいき」との指摘が広がる。SNSへの展開を進めるが、業界トップである微信の背中は遠い。自動運転技術などへの多角化を図るものの、投資家はこれを評価していない。

バイドゥはSNS時代に乗り遅れた(写真=Imaginechina/アフロ)

 米マイクロソフトが提供する検索サービス「Bing(ビング)」が1月、中国で一時、接続できなくなった。中国に唯一残っている外国の検索サービスだ。この事態を前に、中国のネットユーザーは「百度(バイドゥ)を使うしかなくなる」との不安を抱いた。

 バイドゥは過去20年にわたり、中国の検索エンジン市場で圧倒的なシェアを握ってきたが、最近、改めて厳しい批判にさらされている。検索結果を表示する際、検索語との関連が強い結果より、自社プラットフォームと関わりのあるリンクを優先している、との苦情が拡散したのだ。

 バイドゥは2月22日に2018年10~12月期決算を発表する。アナリストは、中国の広告市場の冷え込みを受け、営業利益率が再び低下すると予想する*1。営業利益率は4~6月期の21%から7~9月期の16%へと落ち込んでいた。

*1=同社は2018年10~12月期決算を発表した。営業利益率は約4%に縮小した