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英国がEUから、合意のないまま離脱する公算が高まる。実現すれば英国とEUとの絆が永遠に断たれかねない。これを回避すべく、再度の国民投票が求められる。2016年の国民投票は適切な選択肢を示していなかった。新たな国民投票の選択肢は「合意なき離脱」「メイ案」に加え、「残留」を入れるべきだ。

果たして、英国がEUから離脱する価値はあるのか?(写真=AFP/アフロ)

 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって何が起ころうとしているのか。皆さんと同じように、筆者にもその答えは分からない。だが何をすべきかは分かる。英国は2回目の国民投票を実施すべきだ。

 多くの残留派の人々と異なり、筆者は2回目の国民投票で「残留」が熱狂的に支持されるとは考えていない。逆に、この投票がもたらす危険性について十分に認識している。

 だが離脱派が非合理的な行動に終始している以上、2回目の国民投票以外に選択肢はない。彼らが妥協を受け入れようとせず、「合意なき」離脱という破滅的な選択肢をあくまで追求する限り、再度の国民投票を有権者に呼びかける以外に方法はないのだ。