あなたも無意識に思い込んでいるかもしれない──。

 無意識の偏見は、いつでもどこでも発生し得るもの。それが相手を傷つけたり、ストレスを与えたりする可能性があり、注意が必要だ。こうした意識の“見えない壁”は英語で「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれる。働き方の多様化が進む中、組織的にこうした思い込みに配慮することが女性や外国人などの多様な人材の活躍を促し、人権を意識した経営の実現に役立つだろう。ここでは、アンコンシャス・バイアスに関する正しい知識と対処法を紹介したい。

[画像のクリックで拡大表示]

 上のチェックシートを見てほしい。各項目の文を読んで1つでも「思うことがある」と感じたなら、自分にはアンコンシャス・バイアスがあると認知した方がいいだろう。「どれも当てはまらなかった」という人も安心してはいけない。各項目で紹介したのはほんの一例だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1120文字 / 全文1487文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「攻めの人権経営 強制労働、差別…リスクを強さに」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。