行き過ぎた上意下達

 冷蔵庫や食器洗い乾燥機など国内シェア上位の製品をいくつも抱える家電や、EV(電気自動車)用の電池など存在感のある事業を持つ。だが、会社全体の業績は停滞している。

 22年3月期連結の売上高は7兆3888億円、営業利益は3575億円だった。十分に見えるが、売上高は過去最高だった07年3月期の9兆1082億円に及ばない。営業利益は40年近く前の5757億円を下回ったままだ。

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この記事はシリーズ「殻を破れ!Panasonic 成長なき40年からの脱却」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。