「副業は当たり前」そう言っても過言ではない。単なる生計維持の手段からキャリアアップの手段として捉える個人は、二刀流人材として多様な働き方を実践する。こうした人材を新規事業の強化や自社の価値向上につなげようと、企業は副業制度を導入する動きを加速。今年10月の経団連調査では、5割以上の企業が「副業を容認」と回答した。今後、二刀流人材を受け入れ、送り出し、どのように適材配置するのか、どのように自社の成長エンジンとして生かすのかが問われていく。「副業を制する者は経営も制す」時代がやってきた。
(写真=KatarzynaBialasiewicz/Getty Images)

(武田 安恵、飯山 辰之介、薬 文江、八巻 高之)

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日経ビジネス2022年12月12日号 10~11ページより目次