可視化を求めるのは企業経営者に限らない。あらゆるモノがネットにつながるIoT技術の進展とともに、驚くような領域でも可視化技術が広まってきた。漁業からテレビCM、においなどの五感、素材の研究開発まで、幅広い領域で大量のデータを可視化する動きが相次ぐ。

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 スマートフォンをのぞくと、海を気ままに泳ぐ魚の体長がリアルタイムに表示される。水産養殖で重要な経営指標となる魚の成長状況の確認はこれまで手作業で行われてきた。これを自動で可視化したのが水産スタートアップのウミトロン(東京・品川)だ。いけすに潜り込ませた小型カメラが独自の解析アルゴリズムで魚の体長や食欲などの情報を収集し、水産養殖の生産性向上を手助けする。