IT活用で消耗戦を「一抜け」

ところ変わって日本屈指のリゾート地、沖縄。10年代、那覇市内はインバウンド需要を追い風にホテルの整備ラッシュに沸いたが、コロナ禍を経て客室の過剰供給が露呈した。現在では値下げ合戦が過熱している。
しかし、「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」は消耗戦に陥った他のホテルとは一線を画す。05年の開業当初は170室のうち8割が個室のビジネスホテルだったが、高単価化を進めてきた。商用が少ない夏の稼働を高めるべく、個室の壁を取り払って4人で泊まれる大部屋を20室新設。スウェーデン製の最高級寝具を備え、様々なアートで装飾した高価格帯の新館をオープンした。
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この記事はシリーズ「出直し 観光立国 「訪日客6000万人」の罠」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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