関西にもにぎわいは戻っている。観光都市、京都は伝統行事を再開した。

京都の夏を象徴する伝統行事「五山送り火」。過去2年は規模を縮小していたが、今年は3年ぶりに通常通り開催された。「ものすごい人の数でしたよ」と話すのは京都市内でタクシー運転手を務める男性だ。8月16日は大雨に見舞われる時間帯もあったが、送り火は無事に開催。大勢の人々が厳かな面持ちで、山々にともった炎を見つめていた。
「参拝の仕方、これで合ってるのかな」。お盆を少し過ぎた8月下旬の京都・清水寺では、制服姿の学生や若年層の姿が目立った。「清水の舞台」に向かう回廊では、上部からつり下げられた数百個の風鈴が夏を感じさせる。その様子をスマートフォンで写真に収める人だかりでちょっとした「渋滞」ができていた。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り2446文字 / 全文3788文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「出直し 観光立国 「訪日客6000万人」の罠」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?