このうち前年に翌年の条件を決める③と④の2022年分は既に昨年末に妥結した。ウクライナ問題後に日ロ間で行われたのは①と②の交渉だ。

 ロシア水域でのサケ・マス交渉の開催は見送られたが、日本はこの水域では試験的な操業しか行っていないため、実質的な影響がない。一方、実際の漁業に影響のある日本水域のサケ・マス漁、貝殻島の昆布漁は例年よりも協議開始が遅れたものの、最終的に妥結に至り、漁業関係者の間で安堵が広がっていた。そんなさなかに今回の事態が起きた。

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この記事はシリーズ「瀬戸際の食料 戦争と円安が日本を追い詰める」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。