出社しているはずなのに、姿が見えない。そんな中高年が「妖精さん」と呼ばれている。30代まで必死に働き、40代で管理職になり、50代には高給をもらいながら定年を待つ。そんな「逃げ切りシステム」は、定年というゴールが動かされ、過去のものとなった。50代以降も活躍してもらわねば成長が止まるとの危機感から、企業も変わり始めた。続けるのか、辞めるのか、それとも新たに始めるのか、選択肢はいくつもある。楽しく、有意義に残りの半生を過ごす戦略を練ってみよう。妖精さんごっこに興じているのは、あまりにもったいない。(写真=hyejin kang/Getty Images)

(武田 安恵、鳴海 崇、生田 弦己、馬塲 貴子)

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日経ビジネス2022年8月8日号 8~9ページより目次