ウクライナ危機に四半世紀ぶりの円安水準、あらゆる原材料の価格高騰……。想像もつかない大きな変化に直面する今、どの企業も事業の変革を避けては通れない。そんなとき、多くの大企業から「変革を担う人材が社内にはいない」という声が上がる。果たしてそうなのだろうか。変化を起こそうとする「異端児」の芽を摘み取り、「出るくい社員」をたたきのめし、あえて凡人の集団にしてきたのではないか。パラダイムシフトに直面する今だからこそ、異端を生かし、育てる経営に踏み出そう。(写真=Prostock-Studio/Getty Images)
(佐藤 嘉彦、奥平 力、高尾 泰朗、上阪 欣史)
CONTENTS
PROLOGUE
JR西日本、元保線マン率いる新事業に
若手社員が続々と集結のなぜ
PART 1
もう凡人では抗えない
お堅い企業も積極登用 異端児が拓く新境地
PART 2
ANAに帝人、川崎重工…
はぐれ者トップを育んだ3つの物語
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