フォルクスワーゲン CEOアルノ・アントリッツ

固定費削減がEVシフトの資金源に。電池新会社のIPOも Volkswagen

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 EVシフトでは固定費削減が改革の資金源となる。フォルクスワーゲン全体の間接費は約400億ユーロ(約5兆5200億円)。これを10%削減する目標を掲げていたが、2021年末に達成し、年間40億ユーロを節約した。マーケティングや工場関連の費用を削減し、想定よりも利益の見通しが低いプロジェクト、特にICE車に関するものを停止した。

 我々は30年までに販売台数の50%以上のEVを販売する予定だ。エンジン車は利益率を落とさないため、モデル数を60%減らそうとしている。同時にEVモデルの数も増やしているところだ。

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