【先着300人に無料公開!】日経ビジネスは登録会員限定「無料開放」キャンペーンを実施中。評判の高かった特集記事を毎日1本ずつ、先着300名様に無料公開します。1月10日(火)~1月13日(金)は「量子の世紀」特集です。

  1. 量子技術を社会実装へ 周回遅れの日本 逆転への布石は打たれた 1月10日(火)12:00~
  2. 図解で分かる、基礎から学ぶ量子技術 「0」と「1」の概念を超え飛躍的に伸びる性能 1月11日(水)12:00~
  3. 高度な計算、高速処理がビジネスを一変 先駆者たちは始めている 活用事例で見えた効果 1月12日(木)12:00~
  4. 米中が量子覇権争い IBMやアリババも参戦 日本は独自性で存在感を 1月13日(金)12:00~(今回)

中国が量子コンピューターの開発に多額の資金を投じ、先行する米国を猛追する。日本は突出した関連技術を一つでも多く開発せねば、米中のはざまで埋没しかねない。理化学研究所が新しい研究拠点を立ち上げるなど、巻き返しが始まった。

(写真=左:Science Source/アフロ)
(写真=左:Science Source/アフロ)
[画像のクリックで拡大表示]

 1962年9月12日、米ライス大学のフットボールスタジアム。強い日差しの下、演壇に立つジョン・F・ケネディ米大統領に全聴衆の視線が注がれていた。演説が中盤に差し掛かり、ケネディは後世に残る有名な「宣言」を口にする。

 「われわれは60年代のうちに人類を月に送る。簡単ではない。困難だからこそ挑戦するのだ」

 聴衆の心は震えたに違いない。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り6139文字 / 全文6793文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「量子の世紀 革命に乗り遅れるな」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。