岸田内閣の「新しい資本主義」の重点投資に組み込まれた量子コンピューター。米中を中心に覇権争いが激化する一方で、日本は反転攻勢をかける。その鍵は量子技術の「社会実装」だ。飛躍的に発展していく技術を有機的に融合させ、課題解決や利便性の向上、未来の産業創出につなげるには、既存の価値観を塗り替える斬新な発想が求められる。さあ、量子の世紀が幕を開けた。革命を先導しようではないか。(写真=David Wall / Getty Images)

(佐藤 嘉彦、吉野 次郎、西岡 杏、石井 大智、中西 舞子、上海支局 広岡 延隆、ニューヨーク支局 池松 由香)

CONTENTS

PART1
量子技術を社会実装へ
周回遅れの日本
逆転への布石は打たれた

PART2
図解で分かる、基礎から学ぶ量子技術
「0」と「1」の概念を超え
飛躍的に伸びる性能

PART3
高度な計算、高速処理がビジネスを一変
先駆者たちは始めている
活用事例で見えた効果

PART4
米中が量子覇権争い
IBMやアリババも参戦
日本は独自性で存在感を

日経ビジネス2022年6月27日号 10~11ページより目次