「おまえが日清食品を潰す」と周囲から言われながら育った。社長として無我夢中で働くうちに目覚めてきた安藤家のDNA。日清食品を100年、300年と続く会社にしようと走り続ける。

(写真=的野 弘路)
(写真=的野 弘路)
安藤徳隆(あんどう・のりたか)氏
日清食品社長、日清食品ホールディングス副社長・COO(最高執行責任者)
1977年生まれ。日清食品HDの安藤宏基社長・CEO(最高経営責任者)の長男で、創業者である安藤百福氏の孫。2002年慶応義塾大学大学院理工学研究科修了。04年から百福氏のカバン持ちとして約3年間を過ごす。07年に日清食品に入社し、経営企画部部長に就任。08年の日清食品HD設立に伴い同社取締役・CMO(最高マーケティング責任者)に。専務取締役・CSO(最高戦略責任者)などを経て15年に日清食品社長就任。16年から日清食品HD副社長・COOも務める。

 2015年に日清食品の社長として経営のかじ取りを任された安藤徳隆氏は2つのスローガンを掲げた。それが「100年ブランドカンパニー」「Beyond Instant Foods」だ。祖父と父から受け継いだ会社をどのように変革しようとしているのだろうか。

 「100年ブランドカンパニー」は既存ビジネスについての目標です。創業者や父をはじめ、過去の諸先輩方が築いてくれたビジネスモデルをどれだけ世界で大きく展開できるかという挑戦ですね。

 もう一つの「Beyond Instant Foods」は、今はない価値の創造を目指す意思表明になります。インスタントラーメン一本足では、いつか会社は衰退していくでしょう。ですから新規事業をつくり、新しい食文化を生み出さなければならない。

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この記事はシリーズ「日清食品3代 破壊の遺伝子」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。