インスタントラーメンを発明した創業者の安藤百福氏。息子の宏基氏は、日清食品を世界的なブランドを持つ大企業に育て上げた。そして、孫の徳隆氏は新事業でさらなる成長に挑む。日清食品の安藤家3代の経営者たちに共通するのは、慣例や常識の「破壊」に挑み続けることだ。なぜ日清食品と安藤家は創業時からの破壊と創造の精神を引き継げるのか。巨大ファミリー企業の真実に迫った。(写真=徳隆氏:的野 弘路、宏基氏:北山 宏一、百福氏:アフロ)
(江村 英哲)
CONTENTS
PROLOGUE
トヨタや楽天も引き寄せる磁力
再び始まる「破壊」 即席麺が健康食に
PART1
百福氏から宏基氏、徳隆氏へ
挑み続ける安藤家 危機感を語り継ぐ
INTERVIEW
安藤宏基・日清食品HD社長
「創業者の能力をシステム化してきた」