物価上昇が止まらない。ロシアによるウクライナ侵攻や脱炭素の進展、サプライチェーン(供給網)混乱、そして急激に進む円安による輸入コスト上昇など様々な要因が絡み合う。跳ね上がる原材料やエネルギー価格でメーカーの採算は悪化し、家計も苦しむ。それでもデフレの長期停滞で下がったままの賃金は上がらない。日本経済に負の連鎖が襲いかかる中、企業はこの「絶望物価」とどう闘うのか。(写真=wildpixel/Getty Images)

(岡田 達也、藤中 潤、酒井 大輔)

CONTENTS

PROLOGUE
立ち食いそば1000円に現実味

PART1
メーカーは悲鳴、家計に重圧
日本経済むしばむ「悪い物価上昇」

PART2
イオン、西友……仁義なきPB競争
値上げ回避、我慢比べ メーカー苦渋の決断

PART3
「上げない努力」より「上げる工夫」
納得生む「価格術」 5社の手法はこれだ

PART4
かつて「石油危機」が日本を変えた
苦難が育む突破力 新ビジネスのバネに

日経ビジネス2022年5月16日号 8~9ページより目次