全国あまたあるサウナのなかで今熱い施設はどこか。日経ビジネスの取材班が実施したブームの先駆者らへの取材で話題に上った全国の 「名物サウナ」を紹介する。

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 北海道・北陸 

01 北海道上士幌町 十勝しんむら牧場 ミルクサウナ

 眼前に広がる一面の雪景色。これが夏には青々とした草原に代わる。十勝の酪農家が始めた牧場の中にある極上サウナは、室内からも外気浴スペースからも広大な牧場が見渡せる。抜群の解放感で、今、自分がどこにいるのか分からなくなってくる。(五箇)

十勝しんむら牧場ミルクサウナ
十勝しんむら牧場ミルクサウナ

02 北海道標茶町 THE GEEK

 塘路駅そばにあるゲストハウスのサウナ。岡山で中古の鉄道コンテナをサウナに仕立て、北海道まで運搬するという物語からして夢がある。薪ストーブの柔らかい熱と窓から一望する釧路湿原が気持ちいい。ほのかに甘味を含む水質も特筆すべきところだ。(小倉)

03 北海道旭川市 スパ アルパ

 老朽化は否めないが4つ星ホテルの付帯施設だけあって造りは重厚。遠赤外線式の高温ドライサウナとミストサウナはどちらもしっかり熱い。しっかり冷たい水風呂とぬるめのミニプール。浴室が広く開放感があるのがいい。サブスクリプション式を導入している。(ヨモギダ)

04 宮城県丸森町 MARUMORI-SAUNA

 アウトドアサウナの先駆者と言える存在。コテージ型のサウナ室で暖まったら目の前の川に飛び込み、河原で休憩する。ここに入ると、人間も自然の一部なんだ、と実感できる。貸し切りで男女混ざって入浴も可能。家族など気の置けない人たちとぜひ。(柳橋)

05 仙台市 汗蒸幕のゆ

 オンドル石をドーム状に組んであり、熱が乱反射して次々と刺さってくる感覚がある。暗く静かな音楽が流れる雰囲気が心地よい。水風呂は大きくて深い。ゆとりある露天の休憩スペースと、浴室内に大量の椅子があり混んでいても居場所があるのがいい。(ヨモギダ)

 東京 

06 千代田区 神田セントラルホテル

 大浴場は古いが重厚な造りのため老朽化は気にならない。何より清掃が徹底されていて、清潔感がある。高温のドライサウナは壁が石材のため保温力が高く利用者が多くても熱体感にブレが少ない。水風呂は掛け流しで常に清潔。無駄を省いた造りが好み。(ヨモギダ)

07 豊島区 サウナニュー大塚

 施設は経年劣化でくたびれているし、水風呂だって冷たくない。外気浴は物干し場だ。だがそんなのはどうでもいい。何億円かけても造れない“味”がそこにはある。外気浴中に耳を澄ませば、遠くに聞こえる都電の走行音。東京を感じる最高のサウナ時間。(五箇)

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