【先着300人に無料公開!】日経ビジネスは登録会員限定「無料開放」キャンペーンを実施中。評判の高かった特集記事を毎日1本ずつ、先着500名様に無料公開します。1月16日(月)~1月20日(金)は「伊藤忠の下克上」特集です。
- 成り上がり伊藤忠 負け癖を払拭した岡藤流「逆張り×統率」 1月16日(月)17時~
- データこそ資源 伊藤忠、「デジタル群戦略」で挑む 1月17日(火)17時~
- 財務で見る商社3強 資源依存の三菱・三井 伊藤忠は「コツコツ型」 1月18日(水)17時~
- 建機、電池……成長の種は現場に 伊藤忠は「総合」再定義できるか 1月19日(木)17時~
- 伊藤忠卒業生のエール「経営者が自然に育つオオカミの集団であれ」 1月20日(金)17時~
- 伊藤忠商事・岡藤会長CEO「慢心すれば、一瞬で落ちる」 1月20日(金)17時~(今回)
2021年3月期、利益・株価・時価総額で三菱商事、三井物産、住友商事を超え「3冠」達成。万年4位とされた伊藤忠商事の業績を業界トップに押し上げたが、「敵は慢心」と自戒する。トップ就任から12年。後継者についても語った。
(聞き手は 本誌編集長 磯貝 高行)

岡藤正広[おかふじ・まさひろ]氏
1949年12月、大阪府生まれ。74年に東京大学経済学部を卒業し、伊藤忠商事に入社。2006年専務、09年副社長を経て、10年4月に社長。繊維部門が長く、海外駐在経験がないままトップに就いた。18年4月から代表取締役会長CEO(最高経営責任者)。任期中に時価総額を約5倍に引き上げた。
伊藤忠商事はバブル崩壊後に経営危機に見舞われ、三菱商事、三井物産、住友商事に続く「万年4位」といわれていました。今、業界首位を争うまでに成長した要因はどこにあるのでしょうか。
そんなにはしゃぐほどのことではないでしょう。我々が(最終利益で)商社トップを争うようになったのはここ7~8年のことです。それまでは大きな損を出して、それが解決したらまた大きい損をつくって。社長になる前から「なぜ伊藤忠は大きな問題を繰り返すのか」と思っていました。皆もそう思っていたんですよ。
だから過去を反省し、教訓にしなければならない。社外取締役や(なりたての)執行役員にも、伊藤忠が今の状態になったのはつい最近のことだと言っています。今朝も1時間かけて意識を共有しました。はしゃいでいると同じことを繰り返しますよ。
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