この記事は日経ビジネス電子版に『 スーパー、止まらぬ再編 オーケーの野心くすぶる激戦・関西』(4月13日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』4月25日号に掲載するものです。

今から約70年前の1953年、紀ノ国屋が東京・青山に一つの店舗を開いた。それまで食品の小売りは基本的に対面販売だったが、消費者が店内の商品を自ら選んでレジで精算するセルフサービス方式を導入した。これが日本におけるスーパー業態の起こりといわれている。

 今から約70年前の1953年、紀ノ国屋が東京・青山に一つの店舗を開いた。それまで食品の小売りは基本的に対面販売だったが、消費者が店内の商品を自ら選んでレジで精算するセルフサービス方式を導入した。これが日本におけるスーパー業態の起こりといわれている。

 もう一つ、新業態の運営方式として定着したのが、バックヤードで生鮮品や総菜を加工するインストア方式だ。最初に取り入れたのは関西スーパーで、60年代以降に浸透した。それまでは、テナントとして鮮魚店や精肉店などを入れていた店が、自ら加工するようになった。愛知学院大学の青木均教授は「インストア方式によって今のスーパーの形ができあがった」と指摘する。

 その後ダイエーをはじめ総合スーパーが台頭したが、全国のスーパー販売額は2000年代に入り横ばいになる。20~21年は巣ごもり需要で販売額が増えた。

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この記事はシリーズ「スーパー戦国時代 大再編を生き抜く知略」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。